COSMOS(合唱)の歌詞の意味を考察!歌い方と伴奏のコツも!

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この記事では、合唱曲「COSMOS」の歌詞の意味と歌うコツを元合唱部がまとめました。

ぜひ、最後まで読んでみてください。

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コスモスとは?

「COSMOS」は音楽ユニット「アクアマリン」のキーボーディスト、ミマスさんが作曲された歌です。

その後、2000年に富澤裕さんにより混声3部合唱曲として編曲され、たくさんの学生に歌われることになりました。

ニューコーラスフレンズにも載っているので、歌ったことがある人も多いかと思います。

私も学生時代に歌いました。

オリジナルはハ長調ですが、合唱曲は3半音高い変ホ長調で編曲されています。現在では小学生用に同声二部合唱版や中高生向けに混声四部版も存在しています。

▼COSMOS

作詞・作曲したミマスさんについて

「COSMOS」は音楽ユニット「アクアマリン」のキーボーディスト、ミマスさんによって作詞・作曲された歌です。

※作詞・作曲者の名前は定期テストに出やすいので覚えておくことをおすすめします。

「ミマス」、というカタカナの名前ですが、日本人の方です。

こちらのサイトに顔写真が載っています。

ミマス|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」

ちなみに、ミマスというのは、土星の第1衛星のことだそうです。(第一衛星とは、大型の衛星のうち、最も内側の軌道を回る衛星のことです。)

ミマスさんは、小学生の頃から天文や宇宙に親しみ、旅好きで多くの国を旅した経験もあるため、星や宇宙、自然や旅などをテーマにした作品が多いです。

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「COSMOS」の曲名の意味

「コスモス」というと、一般的には花の名前と思われていますが、「COSMOS」には古いギリシアの言葉で、「宇宙」という意味があります。

また「秩序」や「美」という意味もあるそうです。

曲名(タイトル)に「宇宙」という意味があるならば、「夏の草原に銀河は高く歌う」という歌い出しで始まるのも納得です。

古代ギリシアの人々は、規則正しく運行する星や太陽を見て、宇宙には何か神秘的で壮大な決まり事があり、人間はもちろん森羅万象がそれらに従っていると考えたそうです。

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君も星だよの意味とは?

君も星だよの意味について、ご本人が語っている記事があったので、引用させていただきます。

合唱曲《COSMOS》については、歌ってくださる方々からいろいろな質問を受けます。歌い方のことや歌詞の解釈、さまざまです。ここでは、作者として歌に込めた想いについて語ってみることにしましょう。

天文少年だった子どものころ、僕は夢中で星の本を読みました。プラネタリウムに毎週通って、星座も覚えました。そんなふうに天文学のことを勉強するなかで、ひじょうに深く、感動したことがあるのです。

ひとつは、「星にも寿命がある」ということ。
 夜空に見える無数の星たち。そのほぼ全てが、太陽と同じように自ら輝いていて光を放つ「恒星」です。  宇宙には、太陽よりずっと巨大な星もたくさんあります。それでもあんな小さな点にしか見えないのは、それだけ遠くにあるからなのですね。光の速さで何十年、何百年、何千年とかかるほど遠くにあるのです。  そんな星たちも、永遠に輝くのではありません。カンタンに言うと「燃料が尽きる」時がやってきます。星の寿命は短くても数百万年、長いものは数十億年から百億年以上にもなるそうです。  人間よりもだいぶ長寿ですね。でも、星にも誕生と死があるのです。この宇宙の中に生まれ、限られた時間を生き、いつか消えてゆく。その定めにあるのは人も星も一緒。それを知ったとき僕は、人間も星も同じだ! と思ったのです。

もうひとつは、僕たちの体が何でできているのかということ。
 人間の体は、さまざまな元素でできています。骨はカルシウムでできていますし、血の中には鉄がありますね。
 こうした、僕や君の体を作っている元素はどこから来たのでしょうか。答えはなんと、「星の中」なのだそうです。
 すさまじい高温高圧である恒星の内部では、水素やヘリウムといったシンプルな元素を材料にして、核融合反応によってさまざまな複雑な元素が作られてゆきます。そしていつか、星は最期を迎えます。一生の終わりに星は、ガスを宇宙空間に放出したり、自分自身を粉々に吹き飛ばす「超新星爆発」を起こしたりします。長い時間をかけて作ってきた物質を、宇宙にばらまくのですね。
 それを材料にしてまた新しい星が作られる……。宇宙はその輪廻のくりかえし。
 地球もそうしてできました。当然、地球に生まれた僕たちの体も、それらを材料にしてできています。僕たちの体を作っている元素は、遠い昔、星だったのです。

〈出典〉:君も星だよ ――合唱曲《COSMOS》に込めたメッセージ 第1回

まとめると、

「人間にも星にも誕生と死があって、この宇宙の中に生まれ、限られた時間を生き、いつか消えてゆく。

その定めにあるのは人も星も一緒。」

もう一つは、

「星を作っているのも、人間を作っているのも同じ「元素」で遠い昔は星だった。」

という意味が込められているそうです。

とても哲学的で深いなあと思いました。

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歌うコツは?

1番のAメロ~Bメロは、ユニゾン(全パート同じメロディ)ですし、丁寧に歌いましょう。

サビは、フォルテで力強く歌いましょう。宇宙の壮大な感じをイメージすると良いと思います。

この曲は最後に転調するので、クライマックスを盛り上げられるように体力を温存してきましょう。

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COSMOSのピアノ伴奏のコツは?

この曲は、弾いているときに速くなりがちです。

♩=84程度のゆったりとしたテンポの曲なので、途中でテンポが速くならないように注意が必要です。

指揮者を見ながら弾けるくらい余裕を持てるように練習しましょう。

転調する部分は、歌を引っぱっていくような感じで弾くとよいでしょう。

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まとめ

この記事では、合唱曲「COSMOS」の歌詞の意味と歌うコツを元合唱部がまとめました。

参考になれば幸いです。

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